Q.合宿免許で本免は取れますか?
- 合宿免許で本免は取れますか?
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合宿免許期間中に本免は取れません。
合宿免許では本免許(正式な運転免許証)を取得することはできません。合宿免許はあくまで、仮免許取得および卒業検定の合格を目的としており、その後、住民票のある地域を管轄する運転免許試験場で本免学科試験を受ける必要があります。
以下に、合宿免許と本免許取得の流れを解説します。
1. 合宿免許で取得できるもの
- 仮免許取得
合宿免許では、仮免学科試験と仮免技能試験を合格することで、仮運転免許証を取得します。これにより、教習所内だけでなく、路上教習が可能になります。 - 卒業証明書の発行
合宿免許の最終段階である卒業検定に合格すると、教習所から「卒業証明書」が発行されます。この証明書が、本免学科試験を受験する際の必要書類となります。
2. 本免許取得の流れ
- 本免学科試験の受験
卒業証明書を持参し、住民票のある地域を管轄する運転免許試験場で本免学科試験を受験します。この試験は運転に関する交通ルールや安全知識を問うもので、合格基準は90点以上(100点満点中)です。 - 合格後の手続き
本免学科試験に合格すると、その場で免許証が交付されます。試験当日に写真撮影や必要な費用の支払いを済ませ、正式な運転免許証を受け取ります。
3. 注意点
- 本免学科試験は教習所では受けられない
合宿免許で卒業しても、本免学科試験は教習所ではなく、居住地の免許試験場で受ける必要があります。 - 卒業証明書の有効期限
卒業証明書には有効期限(発行日から1年)があるため、その間に本免学科試験を受験しないと無効になります。 - 試験内容に注意
本免学科試験は、仮免学科試験よりも若干難易度が高いと感じる人が多いです。合宿免許中に行った学科教習や問題集を復習しておくことが重要です。 - 追加の費用
本免学科試験には受験料や写真代、免許証交付手数料がかかります。試験場に行く前に費用を確認しておきましょう。
4. 合宿免許のメリット
合宿免許では、仮免許取得から卒業までを短期間で集中的に行えるため、その後の本免学科試験への準備時間を早めることができます。卒業後は自分のペースで本免学科試験の勉強に集中できるため、効率的に免許取得を目指せます。
以上のように、合宿免許では本免許そのものを取得することはできませんが、仮免許取得や卒業検定を合格することで、本免許取得のための準備を整えることができます。卒業後は速やかに本免学科試験を受験し、免許証を取得する流れになります。合宿免許で得た知識と技術を活用して、しっかりと試験対策を行いましょう。